高血圧が原因となる病気
高血圧が原因となる病気 くも膜下出血
脳の表面には髄膜という膜があり硬膜、くも膜、軟膜と三つの層になっています。そしてそれぞれの膜の間には血管が通っていて、この部分は髄液で覆われています。くも膜下出血と言うのはその血管が切れて出血した状態の事を言います。くも膜下出血のほとんどが脳動脈瘤にできたこぶが破裂して起きるものでこの症状で症する人は大体が40代以降の人と言われています。そしてその多くが高血圧が原因だと言われてるのです。くも膜下出血は頭痛や吐き気、嘔吐などが発症する前に起きるもので出血の量が多いと意識障害を起こす場合もあります。くも膜下出血を治療するには手術をして出血を防ぐことが必要になります。
高血圧が原因となる病気 心筋梗塞・心肥大・狭心症
高血圧が続くと、一番負担がかかる臓器は心臓です。そして心臓の病気には主に3種類ありますので、ご紹介いたしましょう。
●心筋梗塞
心筋梗塞は心臓につながっている冠動脈と言う血管への血流が途絶えることで心臓の筋肉が壊死してしまい起きる病気です。胸の痛みや呼吸困難が起きてすぐには薬が効かない状態になってしまいます。そのため心筋梗塞になったらすぐに病院に運ばれます。無事に治ったとしても血圧を下げる降圧薬などを一生服用していかないといけないなどのハンデが残ります。
高血圧が原因となる病気 糖尿病
糖尿病とはインスリンが分泌されないために血中のブドウ糖が分解されず、血糖値が高くなる病気のことです。ブドウ糖が残る事で体内に様々な障害を起こします。その中でもインスリンの分泌量が少ないタイプの糖尿病を2型糖尿病と言います。この症状が高血圧と大変関係があり、この症状の患者さんの血圧を正常の方の血圧と比べると極めて高いという結果が出ているのです。その説は様々で糖尿病になると水分が細胞の外に出てしまい、血液量が増えて血管に負担をかけるので血圧が上昇する、腎臓がナトリウムの吸収をする時の量が増えてしまうためなどいろいろな原因が挙げられてます。このように様々な説がありますがすべてが医学的に解明されているわけではありません。
高血圧が原因となる病気 動脈硬化
動脈硬化とは、名前の通り動脈が硬くなって血管がもろくなった状態の事を言います。動脈硬化は老化現象と一緒なので、年を取る事で誰でも起きる症状なのです。ですが高血圧を持っている場合に動脈硬化を発症してしまうと高血圧がさらに悪化してしまう原因になります。動脈硬化には2種類あり、細動脈硬化と粥状動脈硬化というものです。細動脈硬化は細い血管で動脈が硬くなる症状で高血圧に大変重要になってきます。この状態が長く続くと血管の壁が厚くなってしまいもろくなります。すると血圧上昇に耐えられなくなった血管の壁が壊れて出血してしまいます。この状態が脳出血です。
高血圧が原因となる病気 脳梗塞
脳梗塞は、脳の動脈に動脈硬化などが起こり、その部分に血液が流れてきて血液がそこで止まってしまう病気のことです。そして、血液が止まる事で半身麻痺や言語障害などが起きるのです。具体的なメカニズムを説明いたしますと、脳にある血管で起きる動脈硬化のほとんどはコレステロールが血管の壁に張り付いて、血管が細くなって血流が悪くなり壊死を起こします。この状態が脳血栓と言われる症状でこれが原因で脳梗塞が起きるのです。脳梗塞の症状は片麻痺や言語障害があると前途で書きましたが、これらの症状は一斉に発症するわけでなく徐々に起こる可能性もありますので覚えておきましょう。
高血圧が原因となる病気 脳出血
脳出血は脳の細動脈が動脈硬化でもろくなって、過度な血圧がかかると血管が破裂してしまう病気のことです。高血圧が原因で発症する脳出血のことを高血圧性脳出血と言います。動脈硬化の原因は高血圧にあります。高血圧が長引くと細動脈の壁が壊死を起こします。そこに動脈の圧力をかかると、耐えきれず大きく膨らんで動脈瘤と言うこぶになります。そのこぶが破裂して出血を起こすのです。出血を起こすとめまいや、頭痛等が起き、ひどい状態になると体が麻痺して動かなくなったり、言語障害になり言葉が話せなくなってしまいます。初期の段階で発見して手術を行えば後遺症も残らず普通の生活に戻れるのですが、発見が遅いと半身麻痺や言語障害が後遺症として残ってしまう場合もあります。